築50年の純日本建築の家を、
これから50年過ごせる家に。

東京やシンガポールでの暮らしを経て、福岡に拠を構えたKさんご夫妻。お母様の部屋は数年前にリフォームしたももの、築年以上の母屋はそのまま。暗く、寒かった空間を快適に暮らせる家にすべくリフォームを決意しました。仕上がったのは「これは新築では?」と思うほどの洗練空間。吹き抜けのリビングの向こうにはアウトドアリビングとして使いやすい広々としたデッキが。「裏山もうちの敷地内なので、テラスから山へと、子どもたちが走りまわれるんです。理想の家が完成しました」とご主人。新しさを求めるだけではなく、前の家のシャンデリアなどを残すなど、この家が歩いた歴史も素敵な形で受け継がれたK邸。世界を見てきたふたりだからこそ叶えられたセンスあふれる空間には、家族の豊かな時間が流れています。

扉を開くと美しいタイル張りの空間が。玄関土間、ホール、洗面所、トイレにいたるまですべて白いタイルで統一され、まるで海外の邸宅のよう。水回りのことはすべてご主人が担当し、家事も平等に分担。
階段下にはバースペースが。グラスが入った上段の棚に使われている木は、前の家の階段の手すりに使われていたもの。「彫りが美しく、なんとか残したいと思って、つくってもらいました」と奥様。

玄関から入って正面の吹き抜け。大きなフィックス窓は、自然を映し出す額縁のよう。床にはゴロ寝するためだけにつくったデイベットが。マットレスを外して、床材と同じ木でつくった蓋もできる。 ふたりで料理を楽しめる幅270cmのキッチンはご主人が選んだ「キッチンハウス」のもの。この長さに合わせてダイニングテーブルも同じ長さに。窓を開ければ、デッキと一体化したリビングになる。デッキにはサンシェードも。

Before After

Before
After
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After