お父様が新聞販売店を営み、自宅と店舗が一緒になっていたE邸。お父様のリタイアをきっかけに、将来を見据えたバリアフリー化のリフォームを決意しました。1・2階ともに極力段差をなくし、ご両親の部屋のそばに水回りをまとめるなど、家全体をリフォーム。家族に大好評だったのは、店舗だった部屋の壁を外して広げた帖のリビング。開放感たっぷりで、キッチン仕事の傍、テレビで団欒など家族がひとつの空間の中でもそれぞれに快適に過ごせる、ほどよい距離感のスペースに。家族6人が自然と一日中リビングに集まるようになり、楽しい家族のひとときがぐんと増えたそうです。
将来、ご両親の介護が必要になった場合に備え、介護関係の仕事に就く奥様のアイデアで、扉を引き戸に変更。床にレールがなくフラットなので、つまずくこともなく、掃除もしやすくなりました。
バリアフリー仕様は1階の廊下まわりにも。フットライト(写真右下)は、夜、トイレに行くときも安心。階段も上りやすいように幅を広げました。窓も新設し、日中は自然光が差し込む明るい雰囲気に
2階の一部屋は扉を外してホールに。ここで一度洗濯物をハンガーにかけ、バルコニーに干しに出るだけなので、真夏や真冬の洗濯物干しが楽になりました。「雨の日は、ここで部屋干しもできて便利です」と奥様。 コンクリート打ちで、経年劣化し少し古い印象だったバルコニーは、床や壁を一新し、広々とした空間に!お友達をたくさん招いてバーベキューや流しそうめんをするのが家族の楽しみのひとつだそう